自治会・町内会情報
様々な場面で役立つ様式集
自治会・町内会の運営や活動などに使える様式例を掲載しています。
運営ルールを定める
-ルールを明文化しておくことで、新しく自治会・町内会に加入する人に会のことを説明をしたり、役員もルールに基づいて安心して活動できます。
お知らせする
-新しく引越されてきた人に、自治会・町内会に加入して一緒に住みよいまちづくりを進めていただけるよう、活動内容をお知らせする案内があると効果的です。
-お祭りや地蔵盆は普段地域に関心の薄い方にも目を向けてもらう良い機会ですので、広報紙やポスターで積極的にアピールしましょう。多くの人に参加いただけるよう、チラシに抽選権を付けるなど工夫をしてみましょう。
総会を開催する
ー総会では、年間の地域活動の実施計画や会費の使い方について、地域の方で話し合って決めることになります。
-年度当初にはその年度の収入・支出の見通しをまとめた予算書を作成します。年度末にはその年度の収入・支出の実績をまとめた決算書を作成します。いずれも、事業計画書と併せて、地域の皆さんで話し合って決めましょう。
-総会を開催したら、総会の議事録を作成し、地域の方と結果を共有しましょう。
-総会を書面で開催する場合は、「定期総会書面表決のお知らせ」、「議案書」、「書面表決書」を会員に配布し、会員から「書面表決書」を回収しましょう。詳細については、地域活動における集会・総会等の開催についてをご確認ください。
地域活動に役立つヒント
自治会・町内会は任意団体のため、法律などで定められた運営方法や行政からの指導はありません。住民の皆さんが十分に話し合ったうえで、納得して取り組める無理のない運営方法や活動内容を考えてみましょう。
活動内容を考えよう
地域活動の内容は多岐にわたり、目的と成果も活動により様々です。まずは、以下を参考にしながら、それぞれの地域の特性や地域住民の皆さんの要望に合った活動に取り組んでみましょう。
まちの環境を良くするための活動
具体例 |
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目的・成果 |
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子どものための活動
具体例 |
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目的・成果 |
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安心安全に暮らすための活動
防災
具体例 |
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目的・成果 |
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防犯
具体例 |
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目的・成果 |
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情報発信をしよう
地域活動の案内や報告などは、広く住民の皆さんにお知らせをすることが大切です。丁寧な情報発信は、自治会・町内会活動への関心と信頼を高めることにもつながります。
様々な情報をお知らせしよう
自治会・町内会の活動内容だけでなく、地域の魅力やお店、新しく引っ越してこられた方の紹介などを積極的に発信している地域もあります。住民の皆さんがどんなことを知りたいかを想像しながら情報発信を行うことが大切です。
お知らせ方法を考えよう
お知らせの方法は、掲示板、回覧板、ホームページ、SNS、全戸配布などの様々な方法があります。お知らせする目的や内容、受け取ってほしい方やタイミングに応じて、適切な方法を検討しましょう。
最近ではSNSを使って発信を行う地域も増えてきました。SNSを利用することで、伝えたい情報を手軽に素早く伝達できたり、若い世代の目に留まりやすくなります。
しかし、発信者の顔が見えないことや、背景が伝わりづらいこともあり、ちょっとした行き違いからトラブルにつながる可能性もあります。誰でもわかりやすい言葉遣いを心がける、人の意見は否定しない、などのルールを作っておくと安心です。
住民の皆さんに参加してもらおう
より多くの住民の皆さんに地域活動へ参加してもらうため、まずは挨拶を交わすなど緩やかに繋がることが大切です。そのうえで、住民の皆さんにとって地域活動の入り口となるようなきっかけをつくりましょう。住民どうし気軽に顔を合わせられる機会が増えることで、良好な関係を築くことができるでしょう。
行事を活用して親睦を深めよう
様々な年代、様々なお仕事、様々な家庭環境、様々な趣味特技をもつ住民の皆さんが一緒に活動を行うことは、自治会・町内会の特徴のひとつです。親睦会や運動会など既存の行事を活用しながら親睦を深め、一部の参加者だけが楽しむのでなく、住民の皆さんの理解が得られる活動になるよう心がけましょう。
文化や伝統を継承しよう
京都の自治会・町内会には、お祭りや地蔵盆などの伝統行事を長く続けているところがたくさんあります。準備や運営は大変ですが、文化を受け継ぐことを通して、お年寄りから子どもたちまで世代を超えて顔を合わせる大切なコミュニケーションの時間になっています。時代に応じた工夫をするなどして、ぜひ続けていきましょう。
多文化共生に配慮しよう
地域には、外国籍や、日本国籍を取得した方、日本人との国際結婚で生まれた子どもたちが多く暮らしています。また、京都は大学のまちでもあり、様々な国からの留学生が学び、暮らしています。国籍や文化の違う方々も同じ地域の一員として、風習や価値観の違いなどを認め合いながら、相互理解や交流に努め、参加を呼びかけましょう。
ルール作りをしよう
自治会・町内会は、住民の皆さんが話し合い、住民の皆さんの判断で親睦行事を行ったり、地域の課題に向けて動く組織です。このため、誰もがわかりやすく、参加しやすいように、規約や会則などでルールを明文化しておくと安心です。ルールを決めるときには、次の点に気を付けましょう。
運用しやすいルールにしよう
規約や会則(会の名称、目的、事業内容、区域、役員の構成等、会議、会計方法や監査方法など)は、実情に合った内容とし、誰でもわかりやすい表現にしましょう。
会費の集め方や組の分け方など、加入世帯数などの状況に応じて変更する必要がある事項は、細則や覚書にするなどの方法もあります。
話し合って決めよう
運営や活動内容は、役員だけでなく、住民の皆さんと丁寧に話し合って決めることが大切です。住民ひとりひとり、様々な意見や考えがある中、意見を出し合うことで、地域のことを自分のこととして考えるきっかけにもなります。
会議は、地域にある自治会館や集会所だけでなく、学区の消防詰所や小学校、公共施設などが利用できる場合があるので、管理者に相談してみましょう。会議以外でも、アンケート調査や日常会話などで、住民の皆さんの意見を丁寧に聞くようにしましょう。最近では、ウェブ会議やSNSを活用して、集まらずに話し合いや意見のとりまとめをしている地域もあります。
とりまとめたルール案は、総会などで多数の住民の賛同のもと決定し、住民の皆さんにお知らせしましょう。
参考:「自治会・町内会の規約(会則)」
地域活動の見直しポイント
ポイント①自分の住んでいる自治会・町内会を知ろう
自分の住んでいる自治会・町内会の活動をより良くするため、現状を把握してみましょう。まずは個人で、現状の良い所、改善が必要な所などを書き出し、その後、役員の皆さんと、それぞれの意見を共有してみましょう。良い所はこれからも継続したり、より良くする一方、改善が必要な所は継続すると負担が増えたり、形骸化する場合もありますので、運用の見直しや行事の変更などを検討してみましょう。
ポイント②ほかの地域で取り組まれている活動を参考にしてみよう
自治会・町内会活動をより活発にするためや、住民どうしの交流を進めるためなど、知恵を絞って独自の工夫を実践している自治会・町内会があります。
自治会・町内会でよくあるお悩みごとに対して、様々な地域で取り組まれた事例を集めていますのでご参考ください。
- 自治会・町内会
を設立したい - 役員の負担を
軽くしたい - 役員同士の引継ぎが
うまくいかない - 自治会・町内会への加入
を促進したい - 退会防止を
図りたい - 住民同士の親睦を
深めたい - コロナ禍で交流が
できない
その他にも様々な活動事例を集めています。
→活動事例集